晩秋の尾瀬 (3)

アヤメ平から燧ケ岳の眺望=21日

 

 六千年の歴史を秘めている尾瀬。「天上の楽園」と呼ばれたアヤメ平は、かつての湿原の面影が失われて荒廃し、回復作業の道半ばにあります。作業を始めてから40年余、少しづつ植生が回復してきました。
 尾瀬ヶ原の真ん中あたり、竜宮小屋から登り始めて3時間余り。途中急坂がありますが木道などで良く整備されていました。
 ここで一服休憩。眼下に豆粒を播いたような戸倉の町並みが見えます。戸倉行きのバスが待つ鳩待峠へは約2時間。山の鼻を出発して8時間の行程でした。

登りの途中で空を見上げたら。