恒例の秋の運動会。心配していた空模様も夏日になるとかで、それはそれで熱中症が心配されるなか開催されました。
運動会の雰囲気を盛り上げる「万国旗」は、園児が思い思いに描いた手作りの旗が園庭に溶け込んでいました。
幼稚園の運動会を見る時の楽しみは何でしょうか。小さな命が懸命に目的に向かって行動する時の眼差し、勝ったときの嬉し気な、負けたときの悔しそうな顔、そして忘れたように次のゲームに向かうあどけなさ。
つい最近まで通園に泣き指を吸っていた幼児が、集中して団体行動を取ることができるまでに成長したのは見事で、学習の素晴らしさと、それを引き出す教職員の教育力に感動しました。
少子化の影響から、当然の事ながら父兄の数も減り参加者も激減と思いきや、一人の子どもに両親と双方の祖父母など6人時にはもっと多くの父兄がついて、父兄席はたいへんな賑やかさです。
子や孫の出場する場面では遠慮がちに望遠・ビデオカメラが放列を敷いてスマホは肩身が狭く、皆が興奮してはじき飛ばされそうになります。
英国に始まり明治7年に日本に導人された(国語辞典)運動会は、日本人の共通した大切な思い出の場となっています。この運動会を象徴とする平和な我が国の学園や子どもの環境に幾つかの痛ましい事件が襲い、子どもたちの安全を求める保護者の要望に入場のチェックが厳しくなっているように思います。
運動会の開催には教職員のかなりの労力を必要としますが、小さな孫の運動会は、楽しい大切な想い出の一つとなりました。