ゆらゆらチリン 願い事を託して

風鈴市はいよいよ佳境へ=21日、川越氷川神社で     y/k

 縁結びにご利益があるとされる川越氷川神社に、夏の祭事「縁むすび風鈴」が飾られています。

 赤・黄・青・緑・白など様々な色の風鈴、約2000個の江戸風鈴が「チリン、チリン」と涼しげな音を奏でています。

 神社によると、家族や友達同士の良縁を求める人々の願いを風が運んでくれると言い伝えられており、風が吹いたことを知ってもらうため、10年前から風鈴を飾るようになりました。「チリン」という音を聞ければ、願いごとがかなうと言われているという。

 願いを込めた短冊も風鈴とともに揺れています。願いを掛ける人、SNS用の写真を撮る人らでにぎわっていました。それにしても今日の最高気温は35℃。この暑さ、やばい!!
 縁結び風鈴は9月3日まで。

花苗の交換

生ごみから作った堆肥で育てた花々=19日、リサイクルフラワーセンターで

 専用生ごみバケツに分別して、自宅で一定の段階まで堆肥化を進めた生ごみを持ち込みました。
 ヒマワリを小さくしたような花を株いっぱいに咲かせるアサンビタリアや猛暑の下でもピンクの小花を楽しめるクフェア、初心者でも夏の花壇で育てやすいニチニチソウなどと交換してきました。

 センターでは市民から「家庭用に生ごみの堆肥化を行いたい!」との要望が多く寄せられているため、ダンボールを使った方法を提案しています。
 焼却ごみの減量のためにも、より多くの方にチャレンジしていただきたいとのお考えでした。

ニチニチソウも交換の対象でした。

 

孫宅での留守番

華やかで行儀の良い花姿。花魁草の由来は、花魁(おいらん)の白粉の香りに似ているからとか=13日

 

 遊びたい盛りの2歳児と4歳児。私たちが訪れると孫が飛び出してきます。お姉ちゃんは恥ずかしそうにお母さんのうしろに隠れています。笑顔を見ると、ほっと。

 

 お母さんは掃除、洗濯はいうに及ばず、子供との留守番に幼稚園への送迎、夕飯の支度も。お母さんたちは走って帰ってくるほど忙しい。本当に頑張っていると思います。

 

 育児に追われ、友だちと会うのも半年に1~2度くらい。自分の時間はほとんどない生活を送っているのが目に見えるようです。子どもたちのためなら頑張れるんですね。 

 

 私たちの留守番は孫の世話、とくに遊び相手と食事の用意がメインになります。今日は午後5時に終了、昼食はサンドイッチ、夕飯は牛丼と豚汁を用意しました。

 

 昨日の空はあいにくの雨模様でしたが、孫たちと一緒に楽しめた一日になりました。

ジャズレコードコンサート

インカ帝国の国花といわれているチトニア。メキシコヒマワリとも呼ばれています=1日

 

 フリースペース「リッティ―(注)」で開かれたレコードコンサートに行ってきました。

 ジャズに関する知識はまっさら。興味本位で聴いていたのですが、曲の合間合間にあった解説に「ブルーノート」という言葉が盛んに出てきます。聴衆は10人ほど。皆さんいかにもという様子でうなずいたり発言されていましたが「ブルーノートとは何なのか。」さっぱりわからない。

 おぼろげに、ジャズの有名なレーベルなんだとわかってきました。ファンであれば垂涎の的であるレーベルらしい。

 マイルス・デイビスの名前は門外漢の私でも知っていますが、この名盤を次々に世に送ったのがブルーノートです。

 今年、ブギウギピアノに始まったジャズの変遷を記録し続けてきたブルーノートが85周年を迎えました。興味のある方は、その歴史を描くドキュメンタリー映画ブルーノート・レコード ジャズを超えて」と日本発のアルバム「ブルーノート・ボヤージ」(いずれも令和元年発売)を参照してみてください。

 話がそれましたが、ブルーノートのレコード盤から流れる音はまるで音符の洪水。高音で転がすように聴かせてくれました。


注:「リッティ―」https://free-space-ritty.jimdofree.com/

高尾山

城山の茶店は多くのハイカーで賑わう=27日

 

 コロナ禍をはさんで高尾山を久しぶりに訪れました。標高599メートル、世界最多の年間250万人超の登山者が訪れるとされていますが、平日とあって混み合うこともなく静かなハイキングを楽しめました。

 

 ご存知のように、ケーブルカーやリフトがあるほか、体力に合わせた多彩なコースがあり、山頂からの展望もいいのがこの山の魅力です。


 尾根筋の山道は歩きやすく、近くで盛んにウグイスが鳴き交うなかをゆっくりと高尾山頂を目指しました。

 目を引いたのは登山道や道標、ベンチ、吊り橋などがしっかりとリニューアルされていたことでした。

 

 私の山歩きのスタイルはコースタイムにはこだわりません。景色を眺めたり、高山植物、野鳥を観察したり、写真を撮ったり…。ゆったり、ゆったりと楽しむのが私流です。

 久しぶりにかいた汗は心地よく思いました。

歩きやすい尾根道

 

★日時 6月27日(木) 7時12分、高尾駅北口小仏行き。

★行程

日影バス停07:30➡30分➡日影沢園地➡90分➡城山10:30(予定より1時間遅れ)➡60分➡高尾山➡50分➡4号路(吊り橋)を経てケーブルカー駅➡高尾山口駅15:00

 

 

もう一つの演習林公開講座「ナラ枯れを通して考える」

演習林の秋

 「山が荒れてきている」。 かつては、木炭用のナラなどを切り倒して若木の成長を促し雑木林のバランスを保ってきました。しかし、林業従事者が減ったためナラ類の巨木化が進み、老いた木が由来の「ナラ枯れ」が健全な樹木に伝染、被害が広がっています。


 ナラ枯れとはナラやカシなどの広葉樹を枯死させる伝染病で、「カシノナガキクイムシ(カシナガ)」という体長5ミリほどの虫が幹の中を食い荒らし、虫が持つ菌が増殖して急激に木が枯れる病気です。

 林業の関係者は「樹林地の世代交代が必要。枯死した木を切るだけでなく、バランス良く伐採と植林もしていかないといけない」と語っています。

 公開講座では全国的な被害を引き起こしている「ナラ枯れ」の現状を見学します。身近に迫りつつある「ナラ枯れ」をきっかけに、これからの森林と人間社会との関わり方について考えてみませんか?


【日 時】
 令和6年9月19日(木)午前10時00分~午後4時30分

 

【申込締切】
 8月30日(金)必着

 

【関連ウェブサイト】
https://chichi-en.blogspot.com/search/label/%E5%85%AC%E9%96%8B%E8%AC%9B%E5%BA%A7

公開講座「秩父演習林で昆虫採集」のお誘い

新緑の入川渓谷

 生き物が大好きですか。都市化が進み、昆虫を見たり触れたりした経験がない子が多いと感じています。

 講座を通じていろんな昆虫と出合い、生き物に興味をもってくれたらうれしいです。

 公開講座が開かれる演習林は荒川源流域にあり、甲武信岳(2,475 m)を中心とした奥秩父山地の2,000 m級の山々に囲まれています。

 今回は、昆虫の採集方法と標本の作り方を学びます。お子様の夏休み自由研究などにいかがでしょうか。

秩父演習林ホームページより

【日 時】
 令和6年7月31日(水) 午前9時~午後4時

【申込締切】
 7月10日(水)必着

【講座の詳細】
https://chichi-en.blogspot.com/2024/06/blog-post.html

 

留守番

ジャムや果実酒に使われるヤマモモの果実=7日

 電話が鳴る。「幼稚園の父兄会を終えたあと、懇親会があるので留守番をお願いできないかしら」。二歳のやんちゃ坊主と約6時間をどう過ごすか、留守番先に向かう電車のなかで考えました。

 お昼は太巻きと稲荷寿司、夕飯は牛丼を作ることにして、近くの公園で遊びました。

 公園では大人たちが紙飛行機を空高く飛ばしていましたが、孫の関心はもっぱら私たちの休憩場所に木陰を作っていた「ヤマモモ」の木でした。

 びっしり実った果実。木を揺らすと一息入れていた芝生のうえにバラバラと落ちてきます。なんか幼い心に惹かれるものがあったらしく、その日は果実拾いで午後の時間を過ごしました。

フォトブックの作成

 一周忌法要にあたりフォトブックを編集し参列された方々にお分けする準備をしてきました。一枚一枚の写真からは、故人の人となりが偲ばれました。
 この写真集が生まれるきっかけは、時折ふと懐かしんでもらえるような思い出を何人かの心に残したい、という気持ちからでした。

 作り方はシンプルで簡単。私が選んだ本の体裁はA5サイズ72ページで一冊当たり868円。限られたページ数に載せる写真の選定は悩ましく思いました。何千枚のなかから掲載できるのは280枚余ですから。
 関心のある方は「㈱しまうまプリント」のホームページをご覧ください。
 
 https://www.n-pri.jp/photobook?_gl=1

孫の誕生日に

公園は家族連れでにぎわっていました=26日

 良い天気になりました。誕生日パーティーを予定していた今日、残念なことに孫の発熱で延期になりました。小さい子はよく熱を出すので先のことは読めないのが難しいところです。上がりたいのはやまやまでしたが興奮して熱が上がってもと思い、お祝いの品々を玄関先で贈りました。
 休憩を兼ねて公園のベンチでランチ。3歳ぐらいの幼児を連れた母親が無数のシャボン玉を飛ばし、父親が写真を撮るのに夢中になっていたのが印象に残りました。

 

レコードコンサートへのお誘い

長い花茎の先に花を咲かせる姿がなんとも美しいオダマキ

 写真家の成宮(なるみや)真一さんがスピーカーなどの機材を持ち込んで、さいたま市のフリースペース「リッティ―」さんを貸し切り、モダンジャズをレコードで聴いて楽しむ会を主催します。
 熱心なリスナーの皆さんとじっくり音楽と成宮さんの解説、様々なエピソードを交えて約4時間!お楽しみいただけます。

*定員は15名、先着順です。


         記
【日 時】
 6月30日(日) 午後1時半から5時半

【場 所】
 さいたま市浦和区皇山町21-5
 フリースペース「リッティ―」
 
【参加費】
 3,500円

【問い合わせと申し込み】
 「リッティ―」TEL :048-824-6737
   ➡https://free-space-ritty.jimdofree.com/

【交 通】
 *バス:JR北浦和駅東口クイーンズ伊勢丹前、宮下行⇒バス3分⇒領家消防署前⇒徒歩3分


<成宮さんプロフィール>
写真のインストラクターとアマチュアの写真ファンの皆さんの、コンテスト応募や写真展出品用のプリント製作をしています。43年間、写真店を営んでいましたが2019年10月、フリーとなりました。趣味は音楽鑑賞、オーディオです。
    ↓
【関連ウェブサイト】https://note.com/tony1009naru/

 

<お知らせ>

「リッティ―」は本年8月末をもって閉店することになりました。

これに伴いレコードコンサートは7月、8月の二回をもって終了します。

はるかな尾瀬

雪解けが早く、原ではミズバショウが咲き始めていました=4月30日    c/t

 小屋の周辺では誰もが知っているイワツバメやモズ、マガモ等が見られ、耳を澄ませば、近くの森からはカッコウホトトギスのさえずりが聞こえてきます。
 これからは尾瀬が一番美しい季節。野鳥の声で目覚める朝、静かに草木の揺れる音と一緒の散歩、いかがでしょうか。

尾瀬ヶ原上田代で            c/t



川上川を渡って木道は川に沿って鳩待峠へ      c/t

ふと、立ち止まって上を向いてみたら…       c/t

塩狩峠 ふたつの実話

街を彩る季節になりました=3日

 『塩狩峠』は「氷点」などの代表作がある作家三浦綾子の小説で知られています。
 この小説は、明治42年に発生した鉄道事故で殉職した実在の人物を元に、多数の乗客の命を救うため自らを犠牲にした若き鉄道職員の生涯を描いています。
 この塩狩峠は今、一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)と言われる桜の名所として峠一面を覆いその美しさを誇っています。
 その経緯を知ったのは、たまたま目にした古い新聞の記事からでした。
 以下は鉄道林にかけた国鉄職員の逸話です。
 
 「サクラのトンネルの中に列車を走らせたい」。後藤さんがこんな計画を思いついたのが始まりだった。当時、国鉄旭川鉄道管理局の営林課長だった。
 当時は木を植える予算もなかった。防雪林を、というと顔をそむける担当部長もいた。「なんのメリットもない」「なんで国鉄だけでやるのか」と経理担当者は強く反対した。
   予算流用で主計局から出入り差し止めを食っている。予算に防雪固定さくの項目がある。当時の金で3千万円あった。それを植えるほうに回したのだった。本社から苦情が来る。後藤さんにいえば、大声でやりかえされる。それで「課長では困る」と、部下が呼ばれて油をしぼられるのだ。
 防雪固定さくを10キロ作るのに一千万円かかるが、防雪林なら同じ金で百キロできた。しかも費用の7割は、そこから上がる木材収入で回収できる。それでも「もったいない」というのだ。
 「飛行機でも、車でも、新幹線でも味わえない美と安らぎを与え、旅行者が一度は通ってみたい、というような防災を兼ねた鉄道林を作るべきではないか」。宗谷線塩狩駅の鉄道林は、そんな夢のひとつでもあった。全長6キロのサクラの林はいま、職場の後輩が少しずつ線路両側に増やしている。

一目千本桜(ドローン空撮) https://youtu.be/kS-fXMlRGVQ

花見客や三浦文学ファン、鉄道ファンなど全国各地から訪れる人々を静かに受け入れる「塩狩峠」=和寒町ホームページより