留守番

ジャムや果実酒に使われるヤマモモの果実=7日

 電話が鳴る。「幼稚園の父兄会を終えたあと、懇親会があるので留守番をお願いできないかしら」。二歳のやんちゃ坊主と約6時間をどう過ごすか、留守番先に向かう電車のなかで考えました。

 お昼は太巻きと稲荷寿司、夕飯は牛丼を作ることにして、近くの公園で遊びました。

 公園では大人たちが紙飛行機を空高く飛ばしていましたが、孫の関心はもっぱら私たちの休憩場所に木陰を作っていた「ヤマモモ」の木でした。

 びっしり実った果実。木を揺らすと一息入れていた芝生のうえにバラバラと落ちてきます。なんか幼い心に惹かれるものがあったらしく、その日は果実拾いで午後の時間を過ごしました。