「山が荒れてきている」。 かつては、木炭用のナラなどを切り倒して若木の成長を促し雑木林のバランスを保ってきました。しかし、林業従事者が減ったためナラ類の巨木化が進み、老いた木が由来の「ナラ枯れ」が健全な樹木に伝染、被害が広がっています。
ナラ枯れとはナラやカシなどの広葉樹を枯死させる伝染病で、「カシノナガキクイムシ(カシナガ)」という体長5ミリほどの虫が幹の中を食い荒らし、虫が持つ菌が増殖して急激に木が枯れる病気です。
林業の関係者は「樹林地の世代交代が必要。枯死した木を切るだけでなく、バランス良く伐採と植林もしていかないといけない」と語っています。
公開講座では全国的な被害を引き起こしている「ナラ枯れ」の現状を見学します。身近に迫りつつある「ナラ枯れ」をきっかけに、これからの森林と人間社会との関わり方について考えてみませんか?
【日 時】
令和6年9月19日(木)午前10時00分~午後4時30分
【申込締切】
8月30日(金)必着
【関連ウェブサイト】
https://chichi-en.blogspot.com/search/label/%E5%85%AC%E9%96%8B%E8%AC%9B%E5%BA%A7