ブナ帯の森に生え、早春、アジサイに似た白い装飾花をたくさんつけ、北国の山に春がきたことを告げる花とされています。
名前の由来は、亀の甲羅を思わせる葉があることから。わかりやすい命名だと思います。
白神山地のマタギは、春になって葉が2銭銅貨ぐらいの大きさ(約3㎝)になると、その年のマタギも終わりだと、暦的な利用もされたとか。
紅葉が美しい。鳥たちは秋の赤い実を食べ、シカは冬芽を好みます。
用途も広く、芽立ち頃の枝は生け花に使われたり、弓、輪かんじき、公園樹、縄の代用(枝)、草木染の染料(葉)などに使われているそうです。