尾瀬沼ハイクと行程

早朝の尾瀬沼。晴れていれば沼越しに燧ケ岳が拝めます=23日

 私達が訪れた尾瀬はいま、盛りを少し過ぎたミズバショウの花が木道のわきを飾っていました。
 この花を見るとき、ある思いがよぎります。50年前の冬、尾瀬自動車道の建設中止に力をそそいだ長蔵小屋の主人、長靖さんが環境庁の人たちとの話し合いのため長蔵小屋を出発、吹雪の尾瀬・三平峠で凍死したことを。
 登山家の田中澄江さんはその若い死を悼んで「大江川湿原の中にあるその墓に詣ろうと、沼山峠を下りてくると、一面のミズバショウが、朝陽を受けてまぶしいばかりの純白に輝いていた。私にはその苞のことごとくが、長靖さんの霊にささげられた灯のように思えた」と綴っていました。

盛りは過ぎたけれども=23日

★行程★

<6月22日(水)出発>
 大宮07:10頃発→約22分→春日部~07:32着/08:04発→【特急リバティーきぬ105号】→鬼怒川温泉09:35着/09:37発→【東武快速AIZUマウントエクスプレス1号・会津若松行】→会津高原尾瀬口10:20着/10:40発→バス→沼山峠12:40→沼畔泊

<23日(木)>
尾瀬沼一周と散策

沼を周遊する木道はきれいに整備されていました。費用は1メール当たり20万円と聞きましたので、1万円札の上を歩いている錯覚に陥りました=23日

<24日(金)帰り>
長蔵小屋07:30発➡歩30分➡三平下08:00着(休憩30分)/08:30発➡歩30分➡三平峠09:10着/09:30発➡歩60分(ゆっくり下山)➡一ノ瀬10:45着/11:30発➡電気タクシー10分➡大清水11:40着/11:50発➡戸倉12:02➡沼田13:19着/13:32発➡新前橋14:07着/14:10発➡高崎14:50着

帰る日に燧ケ岳が見送ってくれました=24日