「自他共生」などを説き、理想の社会をめざした実篤。ここでの生活は、一定の労働をすれば衣食住が平等に保証され、自由に余暇を過ごせる「人間らしい生活」のできる場をめざしています。
戦後に始めた養鶏事業が成功して村の財政を支えてきましたが、卵価の低迷などで廃業、村の先行きが見通せなくなりました。
村では、公益財団法人への移行を前提に、収入の柱に寄付金を据え、クラウドファンディングで寄付金を集め新たな人を迎え入れたいとしています。
近代的な個を尊重しながら、自然と親しみ共に生きていこうという実篤が掲げた理想主義が、この村で続いていくことを願っています。
*新しき村
埼玉県毛呂山町の本拠地(一部は坂戸市)の面積は約10ヘクタール。村で暮らす「村内会員」(3人)と、会費を支払って村を支える「村外会員」(約160人)がいる。村内会員は生活費の負担がなく、毎月3万5千円の支給を受けられる。
村では、再生のための事業のアイデアを募っています。連絡先は下記まで。
〒350-0445 埼玉県入間郡毛呂山町大字葛貫423番地1
理事長 武者小路知行
TEL:049-295-5398 FAX:049-295-5398