現在、市場に出回っているのは合成メントールか、輸入品のペパーミント(西洋ハッカ)が大半です。日本産のハッカは希少といえましょう。
北海道には、国内商業生産量の占有率95%を誇る町があります。東部の滝上町(たきのうえちょう)です。ゆくゆくは『夕張メロン』のようにブランド化できれば、と期待されています。
農家の友人は20数種の和ハッカを栽培しています。そのうちの一つ「ほくと」は精油量が多く、「北海JM23号」と呼ばれる品種は、香りがよいといいます。
葉をちぎり、鼻に運びました。ミントの香りとともに、ふわっと優しい香りがします。
和ハッカを使った商品開発も盛んです。ミストスプレー、アロマ雑貨、飴、ハッカせっけん、ハッカ茶などです。
私の家では、葉脈を包丁の背で叩いて料理に使ったり、乾燥させた葉でお茶を入れたりして重宝しています。
和ハッカの香りには人を元気づける効果があるようです。