あさがお

 

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花の命は半日だけ。早い時間の方がいい花を見られます=17日、午前5時頃


 「肥後朝顔」をご存じだろうか。細川家8代重賢(しげかた)のときに、武士のたしなみとして始められた「肥後六花(ひごろっか)」。「肥後朝顔」はその中の一つで、小鉢に本つる1本を伸ばす「一幹作り」が特徴です。
 肥後六花は門外不出で、約150年続くという伝統の中で、他地域の朝顔との交雑を防いできました。現在は「肥後朝顔涼花会」の会員らが大切に育てています。

 

 愛好家が見逃せない催し物があります。千葉県佐倉市国立歴史民俗博物館くらしの植物苑で開かれる「伝統の朝顔」展です。今年は100系統700鉢を展示の予定です。
 発案者である辻誠一郎東京大学教授(社会文化環境学)は、「21世紀は愛の時代。変わった形のアサガオを見て、自分の心に生じたことを大事にしてほしい」と朝顔がもたらす感情の育みについて話しています。
 ☆今年の開催期間は8月3日(火)~ 9月5日(日)まで。関連の催しとして有償頒布が6月22 日(火)~25 日(金)9:30~12:00。1ポット 310円~520円です。