「エシカル」。気になる言葉です。私のブログでも一回使っていました(注)。「人や地球環境、社会、地域におもいやりのある考え方や行動」を意味する言葉です。ざっくり定義すると「影響をしっかりと考える」(頭文字をとってエシカル)ことです。
日本には、エシカルという言葉が浸透するずっと前から大切されてきた精神性を表す言葉があります。「おたがいさま」「おかげさま」「もったいない」「足るを知る」「おもいやる」などです。
エシカルは形容詞ですので、様々な名詞と組み合わせることで、その意味は多様に広がります。たとえば
・「エシカル就活」→ 気候変動や人権問題、労働環境などに配慮する企業を選ぶ。
・「エシカル消費」→ ちゃんとした環境でつくられているかを配慮した消費行動。
・「エシカル落語」→ エシカル消費を題材にした落語。「賢い消費者にならないと加害者になってしまいますよ」と訴えます。
生産者を守り、消費者には安さを提供するバランス。それは、売り手の気持ちをあげますが、今のトレンドである「いいものがほしい」につなげられればと願っています。
*(注)スコットランドから来たセーター - たかちゃんの一日一枚 (hatenablog.com)