インパチェンス

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華やかに晩夏彩るニューギニアインパチェンス

 私の家で育てているのは、一般的に出回っている「アフリカホウセンカ」とも呼ばれているインパチェンス・ワレリアナ種です。
 花がら摘みと切り戻しという作業を行うことで春から秋まで咲いてくれます。ベランダには鉢植え、集合住宅の玄関花壇は地植えです。
 花をより美しく、長持ちさせるための花がら摘みは、種がつくられる部分ごと摘んでいます。種がつくられるとそこに栄養を取られてしまうからです。
 そのほかに、切り戻しという作業もあります。切り戻しというのは、茎を半分くらいの長さに切って新しい芽に栄養がいくように調整する作業のことです。成長の活発な7月ごろ、花がついていてもおこないます。もったいないですが、新しく育っている芽に開花に必要な栄養をいき渡らせるためです。しばらく惨めな草姿になりますが、秋には美しい花がこんもりと咲きます。
 実際の切り戻しはベランダの鉢植えが中心。玄関の花壇は年間をとおして花のある光景を心に抱いていますので、ほかの花とのバランスを考えて春か秋のどちらか一回か二回咲かせるか悩ましいところです。
 開花する回数や花弁の多さが特徴のインパチェンス。「豊かさ」という花言葉は、赤やピンクなどの色鮮やかな花を咲かせるこの植物の特徴をよくとらえた言葉だと思います。

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八重咲のインパチェンス・ワレリアナ種=5月ごろ