ケイトウの花穂

f:id:ytakachan:20210712144103j:plain

ちょこっと花穂が見えてきました=12日、早朝

 ケイトウは炎のような鮮やかな花色で秋の花壇を彩ります。花の種は直径1ミリ程度の碁石のような形をしています。NHKの「趣味の園芸」によると、8月ごろまでタネまきができます。
 ケイトウといえば、雄鶏のトサカにそっくりな花と思っていましたが、魔女が被るとんがり帽子をカラフルにした形の花穂が目につくようになりました。
 正岡子規が晩年を過ごした「子規庵(あん)」の庭に多く咲いていたという赤いケイトウの花。九月に集う子規の命日「糸瓜(へちま)忌」には、遺徳やおもかげをしのびながら子規が好んだという赤いケイトウを献花するそうです。


 「 鶏頭の十四五本もありぬべし 」


 (鶏頭が十四、五本もあるに違いない、ほどの意味で 、病に臥せていた子規が病床から庭先の鶏頭を詠んだ句と考えられています)