芸工学長の話


           山形市内=17日、悠創の丘で

 大学へ行ってきました。相変わらずの学長。話術に長けているだけじゃなくね、いつもいい話をするね

  卒展を校内でやるために下級生が4年生のためにきたない校舎をきれいにしてくれた話は良かった。
 卒展はラストに伝統の綱引きで締めるのだという。真冬に半袖一枚はおって、凍りついた池のなかに飛び込むばかがでてくるような大学にやっとなれました、って嬉しそうに話していた。
 どこの大学でも展示するための会場を借りておいて、4年生は作品書いて「はい、出来ました」って提出するだけなので下級生の出番なり協力がないわけですよね。これはもうやめようと。  あと、芸術を続けるために、創作活動と収入のバランスがないと駄目だと言ってましたね。
 この二つは車軸に例えると左右の車輪。創作活動という左の車輪が大きくて、食べる(収入)ほうの車輪が小さいと前には進まない。同じところをぐるぐると回るだけで世の中のためには決してならない。
 「お金なんてなくても」というのは甘ちゃんなんです。
                  学生食堂

  衣食たりて礼節を知る、という格言を持ち出すまでもなく貧すれば鈍する、弱り目に祟り目、とどこまでも悪い方向へと落ち込んでいくんでしょうね。

 「本学では100パーセントの就職内定率をめざします」と力を込めて話していました。