尾瀬の自然 ミズ菊とブナに刻まれた名前 2007年08月31日


              昼下がり野路を辿りて
              黄に咲けるミズギクの花。
              ああ、この花、小さくもいのちあり。
              仰ぐに光あり。
              夕の風に眠るまで、まろやかに咲く花なれや。
                 
              霜にたおれる時あるも
              再び咲ける幸もてり。
              この花の心を解くあらば
              我が心また解きうるべし。
              心の花ひらけば、またひらくべし見えざる幸せの園。

         誰だ!こんなひどいことをするヤツは。
         はじめは憤慨したけど、あとで知ったところでは
         ブナに刻まれたもの、それは生まれた子どもの名前だった。
                          
         「橘 豊……感謝スル……S4……」解読不能
             
         子どもの成長を祈って掘り込んだだね。
         木の成長とともに子どもの無事を祈る。
         昔から伝わる桧枝岐村の風習の名残りなのだそうだ。