ところ狭しと道沿いに並べられた山野草の数々。その数70種類超でしょうか。
草花の盆栽版を見ているような感覚にとらわれました。
ささやかだけど品のある美しさ、可憐な花姿に力づけてくれたり、心を和ましてくれたり。
ちいさなちいさなお花見でした。
リサイクル・フラワーセンター
ボカシで発酵させた家庭の生ゴミを、リサイクルフラワーセンターで花苗と交換しました。ひまわり、ダリア、メランポジウムなどです。
ここでは、障がいを持った人たちが働いています。労働時間は約3時間程度。交代制です。いくつかのチームに分かれており、各チームには専門教育を受けたリーダーがひとりづつ配属されています。ほかに職員は、社会経験と知見を積んできたおじいちゃんたちです。
おじいちゃんの話では、叱ったり、人格を否定したり、軽視するような「指導」をする人はひとりもいません。定年もなく実に働き甲斐のある職場だそうです。
こうして育てられた苗は、家庭の庭先や街角、イベントなどに使われ美しい街づくりに一役かっています。
箱庭
日本的原風景のような庭を持つ民家を見つけました。
広さは畳2枚ほど。この空間にギュッと詰め込まれた箱庭感がすてきです。
集合住宅に住まう私の家には望むべくもありません。部屋の中に作れる「箱庭」を探してみました。
ちょっとした安らぎを。「箱庭セラピー」を実践する臨床心理士は、縦横60センチ、深さ7センチくらいの箱を用意しています。斜め上からのぞき込むと箱の中が視野いっぱいに広がる大きさで、砂を掘ると水を意識させる青色(内側はきれいな青色に)が出てくるようになっています。そこに、小さなおもちゃや人形の中から気になるものを選び、心のままに置いていきます。時間は50分ほど。自分の素朴な気持ちにぴったりする感じが大事とか。
すると、自分の「とらわれ」のようなものから離れて、宇宙や海底など広い世界につながることができるそうです。
考えようによっては、一部屋でもいい。憩える空間ならば、りっぱな「箱庭」になりましょう。
断捨離ブームの昨今、その心は箱庭に通じると考えました。その一部屋が希望を育む箱庭になるのではないでしょうか。
お菓子の「箱庭」も楽しいですね。小さなお盆に白砂に見立てた砂糖を敷いて、おはぎやチョコを庭石などに見立てて配置。飾りの松を添えたら「枯山水」のできあがりです。
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図書館で過ごして
目にとまったこの植物の名前は?=19日、早朝
アルバムに添える「どんな年だったのかな」の編さんにかかりっきりの一日でした。
午後から図書館へ。閲覧席は思いのほか空いていました。着席するのは、何年ぶりでしょう。
外に出ると、朝からの小糠雨は止んでいて、街は夕方の気配に包まれていました。
あさがお
「肥後朝顔」をご存じだろうか。細川家8代重賢(しげかた)のときに、武士のたしなみとして始められた「肥後六花(ひごろっか)」。「肥後朝顔」はその中の一つで、小鉢に本つる1本を伸ばす「一幹作り」が特徴です。
肥後六花は門外不出で、約150年続くという伝統の中で、他地域の朝顔との交雑を防いできました。現在は「肥後朝顔涼花会」の会員らが大切に育てています。
愛好家が見逃せない催し物があります。千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館くらしの植物苑で開かれる「伝統の朝顔」展です。今年は100系統700鉢を展示の予定です。
発案者である辻誠一郎東京大学教授(社会文化環境学)は、「21世紀は愛の時代。変わった形のアサガオを見て、自分の心に生じたことを大事にしてほしい」と朝顔がもたらす感情の育みについて話しています。
☆今年の開催期間は8月3日(火)~ 9月5日(日)まで。関連の催しとして有償頒布が6月22 日(火)~25 日(金)9:30~12:00。1ポット 310円~520円です。
父の日に
泉屋のクッキーとホットサンドメーカーをいただきました。
スコットランドの家庭で焼かれていたホームメイドのクッキーは、私の家では最高ランクのお菓子に位置づけています。
ホットサンドをつくってみましたが、レシピの広がりはこれから。「リロ氏のソロキャンレシピ」(マキノ出版)は、ホットサンドメーカーに特化されているとのことですので、楽しみにしています。