秩父宮殿下の銅像

登山をこよなく愛した登山服姿の秩父宮殿下の銅像は富士山に向けて設置されていました=30日、秩父宮記念公園で

 昭和天皇の弟、若き日の殿下は様々なスポーツを愛好され、「スポーツの宮様」と評されました。とりわけ登山を好まれ、英国留学中にはマッターホルンに登頂されています。

 秩父宮記念公園は、戦中・戦後、殿下が肺結核を患われご療養のため勢津子妃と約10年間過ごされたご別邸です。ここでは、自給自足の生活を取り入れられ、地元では「宮様の農事試験場」と呼ばれ親しまれてきました。
 また殿下薨去後、お一人で宮家を守り続けてこられた妃殿下の御遺言により御殿場市に遺贈され、平成15年4月に秩父宮記念公園として開園された歴史があります。

母屋の前庭正面から富士山が眺められるように銅像が設けられていました。