国立中央青少年交流の家にて

中央広場から望む夕景=30日、御殿場市内で

 

 青少年交流の家は戦後、米軍施設の返還に伴い開設されました。今は鉄筋の宿舎ですが、当時は木造でした。木造だった米軍住宅を日本人向けに改修する設計業務に従事した元文部省技官の友人は、「作業員宿舎は現場よりも標高の高い須走(すばしり)にあったため湿度が高く、とても人が住めるような場所ではなかった」と回想していました。
 
 そんな先人の努力が実を結んで「世界の青年たちが美しい富士のもとで交流し合い、平和を推進する場所にしたい」という理念が実現されたように思います。
 いまでは、幼児から大学までの集団宿泊体験や一般のサークル活動、企業研修、家族等を対象に、幅広い研修の支援がおこなわれています。

 家族で利用したいご家庭は、交流の家で提供する様々なプログラムに参加して、休日を過ごされてはいかがでしょうか。

豊かな自然のなかに点在する宿舎の外観



*ホームページ 国立中央青少年交流の家 – 御殿場市 (niye.go.jp)