みくりやそばを作ってみました

富士山に向かう道路はなだらかな坂道で、棚田群が広がっています=24日、御殿場市内で   y/k

 子どもの所帯は台所の窓から富士山を望めるゆるやかな坂の途中にあります。
 朝は、5時ごろから食事の支度が始まります。「今朝は見えるかな」。窓を開けると、雲の上に稜線をのぞかせている姿が見える日があります。季節や天気で表情が変わるのを眺めることも楽しみのひとつです。

 ふと、思いついてご当地名物の御厨(みくりや)そばを作ってみました。

 

*御厨そば
 御殿場地方では、古くから祝い事の際などに、客人への御馳走料理として手づくりのおそばを出す習慣があります。そのおそばこそが「みくりやそば」であり、そばのつなぎに「山芋」や「自然薯」を使うのが特徴で、のどごしの良さと素朴な味わいを兼ね備えています。
 出し汁に鶏肉を使用しているのも独特の特徴で、具材として「鶏肉」、「しいたけ」、「にんじん」を使用したものが基本レシピとして受け継がれています。

*御厨そばのつくりかた
 https://gotemba-mikuriyasoba.com/

棚田越しに富士山を眺めて=2021年10月28日、同市内で