作画を手がけた父の「童絵」がアニメに

池原さんが描いた童絵(フリー素材)

 「まんが日本昔ばなし」の作画などを手がけた池原昭治さん(84)の絵を元に、娘さんが史実を参考にしたアニメーション作品を手がけています。

 池原さんは埼玉県狭山市在住。1963年に現在の東映アニメーションに入社し、まんが日本昔ばなしの原作、演出、作画、美術に参加しました。

 アニメーション化の題材にしたのは、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも取りあげられた源義高。義高は人質として源頼朝のもとに送られ、頼朝の娘大姫のいいなずけに。しかし争いのなかで父・義仲が頼朝に討たれ、命を狙われた義高は入間川の河川敷付近で殺害されてしまいました。

 池原さんは、この史実から「悲恋の2人に、七夕祭りの夜に奇跡が」というストーリーを考え、悲しい史実を幸せな物語として昇華させました。

 作品名は「源義高と大姫の物語」。ユーチューブの「池原昭治チャンネル」で公開しています。

 https://www.youtube.com/watch?v=-uKQSSDNi7Q