日本一過酷な駅伝レース

富士山を背景にと、期待したのですが=6日、8時15分

 毎年、8月の第1日曜日に開催されている御殿場の名物イベント「 富士登山駅伝競走大会」が開催されました。6名1組の選手たちが御殿場市陸上競技場から富士山山頂までの区間を往復する駅伝レースで知られています。

 この駅伝は、大正2年に立ち上げたマラソン大会「富士登山競走大会」がルーツになっています。全長47.93km、標高差3,258mのコースを走りますが、往路をだらだらと続く緩やかな登りの勾配を走る選手はさながら修行僧の趣きです。
 4区が始まる太郎坊からは未舗装路の登山道に。標高を上げるほど傾斜がきつくなっていき、山頂を通過する6区では傾斜35度以上の急勾配が待ち受けています。選手の心境は修行を超えて苦行の境地ではないでしょうか。
 トップは東富士演習場に近い滝ケ原自衛隊。七連覇をかけた走りは4時間を切るぶっちぎりの快走でした。

沿道では住民が応援旗を振っていました。