実店舗の苦境

冷え込んできた朝方、あったかい色合いの花をみるとホッとします=27日

 

 ショッピングモール内の顧客はまばらでした。ネット通販の台頭を背景に多くの「リアル店舗」が逆風にさらされているように思えました。
 今の世代は、スマホを通じてサイバー空間の店と常につながっています。玩具売り場にいた若い人が、スマホを見ながら「こっちのほうが安い。送料も無料だし」。そう言って店舗から出ていきました。
 日本よりネット通販の普及が進む米国では、実店舗はさらに深刻な苦境に立たされているとの報道がありました。
 2010年代に入り、アマゾンの台頭でおもちゃ大手トイザラスや大型辞書並みのカタログで知られる百貨店大手シアーズが破産。日本でも既存の実店舗はアマゾンや楽天などのプラットフォーマーという異次元の世界から来た相手と競わなければならないのが現実です。
 苦戦の末、街のあちこちから家賃負担や人件費がかさむ実店舗が消えていく…どうか悪夢でありますように。

 

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