送り火

道行く人をなぐさめるように咲いていました=16日

 今年もお盆の季節が巡ってきました。私のところは新盆です。地方の多くは8月にお盆なので、子どもの頃に何度か父の田舎で過ごした思い出があります。

 東京生まれの私たちの世代になると、田舎も代替わりしてふるさとは遠くになるばかりです。

 さて、私の家ではお盆に迎えた先祖の霊を送り出す「送り火」をひと足早く行いました。おがらに火を点けると、煙に乗って亡くなった両親や祖父母が帰っていくような気がしました。