薬用養命酒の原料のひとつでもあるシャクヤクの花が咲き始めました。鎮痛などの薬効があると言われ、根を生薬として用います。
近年は、シャクヤクに限らず医療現場での漢方薬の需要増や中国産の価格が高騰していることから、国内で薬草の栽培が広がっています。
生産地の多くが、医薬品としての様々な基準に適合する必要があることから、ツムラなどの製薬会社と連携、転作や耕作放棄地を活用した地域活性化への期待も膨らんでいます。
製薬会社にとっては、安心・安全は大切な拠り所。目が届くところで育てられている点での安心と、品質面の安全は薬品としての価値を高めることにつながりそうです。