山野草の園芸種で絶滅危惧種、イワチドリの交配種です。全体に大柄で花つきがよく、淡紅紫色の花をボール状に咲かせます。
丈夫で育てやすいとされていますが、草姿が小さいので鉢植えが一般的な育て方です。
イワチドリ(岩千鳥)は日本に自生する野生ランで、チドリに似た可愛らしい花が人気です。名前のとおり山地の岩場の割れ目などに見られ、花径が1cmほどです。
オオイワチドリは、イワチドリにくらべると全体に大きめで写真のように多くの花を付けます。千鳥に見立てたいくつもの花冠が群れて、ラン科特有の美しい花を咲かせています。