カメラを持って

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上野寛永寺の冬牡丹=2013年1月

 カメラを持つ前は、ただ単に花が咲いていて美しいといった漠然とした感想を持ったけど、それほど熱心に植物を見たことなどなかったと思います。
 しかし、毎日それを見ているとやはり物の見方も変わってくるのでしょうか。
 一つ一つの葉の傾きや、花びらのつき方、形状、色彩、そのどれもが興味の対象です。
 それが一番美しく見える時間、斜角、距離などまるでわかっていないけど意識するように思えるのです。光の柔らかさ、植物を包む空気感は、朝と夕方が私の場合は好きです。
 ノラ犬のように歩き回っているのは、シャッターを押して風景を切り取る瞬間が楽しいからかもしれません。