リュウキンカの群生を見つけた、という連絡が東京の友人から入りました。現地で観察したところ、尾瀬で見ていた花よりも大きく育っていましたが、花びらの黄色が鮮やかで美しく思いました。
国内での自生の南限は熊本県球磨郡あさぎり町と言われています。町の花にも指定されています。
春先に黄色い花を咲かせるリュウキンカの茎は、まっすぐ上にのびて直立しています。その茎の先に黄金色の花を咲かせる姿から「立金花」という和名が付けられました。
清流の流れに沿って群生し、花が金色に輝くことから「流金花」とも呼ばれます。尾瀬ヶ原では水芭蕉の咲くころ、春の光をキラキラと浴びながら咲いているのが見られます。雪解けの冷たい清流に浸る水芭蕉の白と黄色のコントラストが美しいです。
厳しい冬を越えて晩春に咲くことから「必ず来る幸福」という花言葉が付けられました。2月18日の誕生花としても知られています。