プラットこだま号に乗って新大阪駅に着いた。
構内にあるたこ焼き「くくる」で一服。ネギ焼も美味しい。
ここからフェリーが出る大阪南港までは約1時間だ。
乗船乗り場では同学の友人と鉢合わせたのが嬉しい。
フェリーサンフラワー。瀬戸内海を抜ける12時間の船旅だ=別府港で
APUの象徴=お世話になりました
学校からは別府湾が眼下に広がる
キャンパスは雲のなか
今日は良いお天気だな=学生寮の窓越しから
アイルランドから帰国したその週末に卒業式を迎える疲れがでたのだろうか。
鉄輪の温泉宿「みゆき屋」についたその晩から熱が上がってしまった。声を出すのがつらいのだと言う。
幸い一晩で熱は引いたので卒業式への出席はできそうだ。
しかし式の後に控える引越しは……。親に与えられし神の啓示か。とほほ
慣例の帽子投げ。卒業式のフィナーレ=3月16日、ビーコンプラザで
滞在中は、とにかくよく歩いた。鉄輪から娘がシェアしている上人ケ浜までの50分余、何回も往復した。湯けむりが立ち上る街並みを下ると別府大学に着く。ここまでが30分余。行き交う人々とあいさつを交わす。町の空気を胸いっぱい吸い込みながら歩いていく。なんだか地元民になったような錯覚にとらわれるのだ。
どんなお店があるのだろう。
買い物も大きな楽しみだ。Hotto Motto(ほっともっと)でお弁当、別府名物「とり天」の店主は20代の青年だ。スーパー「マルショク」で引越しに必要な定番商品を購入した。
シェア仲間のお譲さんたちへの差し入れにはケーキとイチゴ。「お店のもの全部買っててー」とユーモア溢れる八百屋のおじさん。
「通りからはケーキのショーケースが目に入るせいか、いつの間にかケーキ屋さんというイメージができました」と話してくれたコーヒー屋のお兄ちゃん。
もしもこの町に住み続けていたら、きっと馴染みのお客になれただろうな。また来る機会があれば、コーヒーとケーキを注文するんだ。
842人の卒業を祝う-2012年3月学位授与式=以下、APUホームページから転載
2012年3月16日(金)、別府ビーコンプラザ コンベンションホールで2012年3月学位授与式を挙行し、25カ国・地域842名が巣立ちの日を迎えました。父母の皆さんそして友人や後輩ら、約1200人が集い、卒業生たちの新しい門出を祝いました。
是永 駿APU学長は卒業生へ「グローバル化の速さ、深さに対応するためには、グローバル化社会というきわめて大きな文化変容に対応した意識の変革が重要です。APUの普遍的真理“自由・平和・人間性”を胸に、自分の存在を見定め、刻々と動く世界を観察し、分析し、判断を下して行動に移し、雄々しい人生を送ってください」と激励の言葉を贈り、学部代表者、大学院研究科代表者に学位記を 授与しました。
今年の安藤百福名誉博士栄誉賞(*)を受賞した鬼塚 亮輔さん(APS、日本)は学部生を代表して「政治、経済の両面で閉塞感が漂う日本に対し、アジアは目覚しい発展を続けています。こうした日本や世界を元気にするのは、海外に進出する意欲を持った新しい世代、私たちAPUの仲間であると信じています。私たちが日本を支えましょう。そして、世界を変えるような行動を起こしましょう」と、共に巣立つ仲間に呼びかけました。
また大学院卒業生を代表してBARREDA MORENO Olga Patriciaさん (GSM、メキシコ)は「私たちは共に課題に取り組み、議論し、研究やレポートについて意見を交わす中で、友人となり、様々な経験を分かち合い、互いに成長することができました。そして今、更に大きな夢に向かって進んでいきます。自身の世界を形作るために、皆さんがAPUで得た知識や経験、ネットワークを活用できることを祈っています」と2年間の学生生活を振り返りました。
最後に卒業生は恒例の帽子投げを行い、エンジの立命館カラーが舞う中、式は幕を閉じました。節目の日を迎えた卒業生は、APUでの経験や思い出を胸に、就職・進学とそれぞれ新たな道を歩んでいきます。
*安藤百福名誉博士栄誉賞(オナープライズ)
故安藤百福名誉博士(日清食品株式会社 創業者)のご厚意により設立された奨学金であり、学部の卒業予定者で、意欲的な進路の目的を掲げ、将来、アジア太平洋地域で大きな貢献を果たそうとしている者を励ますことを目的としたものです。
尚、今回の卒業式の様子はUSTREAMを使ってライブ中継しました。配信映像はこちらからもご覧いただけます。
USTREAMチャンネル:http://www.ustream.tv/channel/ritsumeikan-apu