クリスマスの月に

 

教会に飾られたクリスマスツリー=3日

 師走に入り、クリスマスの飾り付けが見られるようになりました。私の住まう町でひときわ目立つのはキリスト教会のツリーです。
 手前の木彫り人形は、飼い葉桶に寝かされているイエスの周りにキリストの生誕を祝う羊飼いたちの様子を表しています。
  
 思いは、キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区ベツレヘムへ向かいます。例年、クリスマスツリーやミサを目当てに世界中から人々が訪れますが、同自治区ガザでは戦闘が再開されており双方に多大な犠牲者が出ていることは周知のとおりです。
 
 その戦火の下でいかに多くの人が危険にさらされ、小さな命が震えているかを想像する時、どの様な理由があろうと戦争に反対です。力による解決の結果、これから更に困難な戦後の処理があると考えます。そして、世界の在りようをも大きく変えてしまった力での対応は、いかなる理由をも超越して「戦争はしない」ことを前提に進めて欲しいと思います。
 人類の叡智をもって戦争と言う解決方法を使わない国や人の対決・紛争回避の方法を探すことが重要と思います。