桜の並木

遊歩道を掃除するボランティアの皆さん=24日

 例年、満開の桜がアーチのように見る人を出迎える桜並木。花びらが散り、新緑に包まれた朝、「桜並木を守る会」のメンバーらが竹箒を手に汗を流していました。
 みんなで桜を育て、並木道をきれいにするのは大変。周辺住民の苦労を思いました。
 地方に暮らす子供らが、実家に帰省するときに思い出すのは、この桜並木だとボランティアの方が話されていました。
 
 鮮やかな新緑は、これから次第に濃さを増してセミの声がやんだと思えば、赤や黄に色づき始めた葉は落ちてゆく。寒さの中で眠りについた木はやがて目覚め、つぼみが膨らみ、そして満を持して花を開き、散っていく。
 季節の移ろいとともに変化する桜を眺めていると、少しだけ気持ちが落ち着くような気がしました。