慌ただしい二日間が終わろうとしています。
昨日は家族の退院、今日は長らく入院していたお隣さんの転院の日でした。
療養先のクリニックに向かう途中、ご自宅で少しの時間、休憩をとられるとのことで面会がかないました。
「本をありがとう」、そうおっしゃた表情に陰りはなく先々の療養生活に希望を持つことができました。
お隣さんは、公共施設の立案と設計、工事監理を行う公益法人にお勤めでした。長年、同法人が発行する季刊誌の編集長を務め、巻末を飾る「編集後記」や海外での見聞録を綴ってきました。
退官を機会に執筆してきた記事を編纂して、本の形でお届けしたのですが、ことのほか喜んでおられたようです。
人生は山あり谷ありですが、思い出は生きる燃料になるのではと思うこの頃です。