追憶録

 

うららかな春に=2016年4月、陣馬山

 お隣さんの息子さんから祖父母の追憶録をいただきました。

 明治の生誕から96年に及ぶ生涯が描かれていました。追悼の前文には「お母さん、やっと念願の父の国に行くことができましたね。本当に長い間ごくろうさま」と書き出してありました。

 「自分はなにものなのか」。自分や子供、孫の命を繋いできたルーツを辿る旅が、この追憶録から始まるのだと思いました。