交通誘導員

ため息が出るような美しさ。夏を代表するひと花を=12日

  「交通誘導員ヨレヨレ日記」(柏耕一著)は当年73歳の著者が、今日も炎天下、朝っぱらから現場に立った体験記を生々しく活写した本です。

 交通誘導員の内実を読みたかったわけでもなく、興味をひく本が見つからないまま図書館から出ようとしたとき、なにげなく手に取った一冊でした。

 それなのに、一気に読み切ってしまい、誘導員の実態と悲哀を笑いで描き出した世界を知ることができました。

 家族に話したところ意外や知っていて、このほか、マンション管理員が書いた本もあるとのことで、私の身近なところでの仕事に興味を惹かれるのでした。