快晴という気象用語がなくなって

久しぶりのお目見え。快晴だつたのは朝方だけ=13日

 100年以上も続いていた人の目による観測がなくなって3年。当時の報道からは、気象レーダーや衛星による自動観測が、目視観測に取って代わったことが伺えます。
 気象庁の記録から消えることになった「快晴」は単に「晴れ」という表記に集約。従来どおり目視観測されているのは、季節の移ろいを示す「初冠雪」や「初霜」などの用語だけになりました。
 気象情報会社に勤める気象予報士のひとりは、機械観測の流れに「機械だけの情報では誰が伝えても同じ。目視観測は判断力や表現力を養う文化でもある。引き継ぐ義務がある」と話しています。