デュアル・モード・ビークルがやって来た

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車窓から見えるひまわり畑のイメージ=現地の写真ではありません

 報道によると、線路と道路の両方を走るDMVデュアル・モード・ビークル)の営業運行が昨日、四国の阿佐(あさ)海岸鉄道で始まりました。車両はマイクロバスを改造、本格的な営業運行は世界でも初めてです。

 開業にまつわる楽しい話題も。「組み立てモナカ」と称するおかしなお菓子を地元の「山田宝来堂」が、プラモデルのように組み立てて食べられる遊び心あふれるおみやげを販売しました。
 地域住民らは「フラワーパークプロジェクト」を展開、沿線の田んぼを借りて春に菜の花、夏にヒマワリ、秋にコスモスを咲かせるなど官民一体で集客に取り組んでいます。
 始発駅の海南町は、徳島県の最南端に位置しているマリンレジャーのスポットです。また、開業に合わせて「阿波海南文化村」を開設、特産物や生鮮産品などの販売のほか冬季は温かいメニューを提供しています。

 人が減り、縮みゆく地方。徳島県と地元自治体はDMV導入で車両自体が観光資源となり、地域活性化につながると期待しています。
 鉄道ファンには見逃せないDMVですが、青春18きっぷを手にして地元の人たちの心意気に触れる旅を、と思いました。

 

DMV(デュアル・モード・ビークル) - 徳島県観光情報サイト阿波ナビ (awanavi.jp)