霜柱

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 寒の戻りのけさ、公園に霜柱が立った。
 都会はすっかり舗装されてしまい、かつて学校に通う道のあちこちに見られた霜柱を見る機会が少なくなった。踏むと、ウェハースをかむようにサクサクと気持ちのよい音がした。
 人目を気にしつつ、こっそり踏みしめて足形をつけた。少年のころの遊びを思い出しながら。