ご当地グルメの蕎麦は、「みくりやそば」と呼ばれています。「みくりや」とは台所を意味する「厨（くりや）」の尊称です。
古くから御殿場（御厨）地方の各家庭に伝わる伝統的な家庭料理で、祝い事などに客人へおそばを出す習慣があるとか。つなぎに山芋や自然薯を使い、鳥で出汁をとるのが一般的です。
美しい田んぼが広がる風景のなかに、新たな休耕田が見られるようになりました。加えて、採算割れの不安が広がる米づくりに見切りをつける農家が増えてくると農村の風景も変わってくるのでしょうか。
そば栽培は比較的、高齢者でも手をかけやすいとされており、転作や耕作放棄地を生かす作物として地域振興につなげる可能性を秘めているように思います。
もうすぐ新そばのシーズン。楽しみです。
