御殿場からの便りです。
近くの農園で規格外のトマトを購入しました。デルモンテ社の、「ぜいたくとまと」という品種です。「品種によっても、作り方によっても味が変わるのがトマトの面白いところですね」と農家さん。
写真は、形が悪いとか色合い、大きさの不ぞろいなどの理由で市場で扱ってくれないトマトたちです。10㎏で2,000円。
「ミキサーでジュースにしたけどおいしいわ…」。食べてもらえてこそ、トマト冥利に尽きるというもの。
国連食糧農業機関によると、世界では毎年、生産される食料の3分の1にあたる13億トンが捨てられています。このうち4分の1が有効に使われれば、飢餓人口のすべてが救われると試算しています。
廃棄に回される野菜はどのくらいの量になるのでしょう。「野菜は子どものような存在」「どんな形であれ使ってもらいたい」。そんな農家の願いは消費者の願いでもあります。
「食品ロス」の削減は時代のキーワード。規格外の野菜がいつでもどこでも手に入るアイデアはないものでしょうか。
*訂正とおことわり
昨年から規格外のトマトを事業者さんが引き取ることになりました=2024年1月