サイクリングを兼ねて自生地へと思い、行く道を調べていたところ、2010年にあろうことか、何者かが侵入し地面が削り取られるほどの大量の盗掘に遭った記事を読みました。
一輪草は4月中旬から下旬にかけて開花。5月下旬には地上部分は枯れて地下茎は休眠期に入ります。かつては県内に広く分布していましたが、その数は減少し、「埼玉県準絶滅危惧種」に分類されています。
ここは数少ない自生地のひとつ。隣接の中学校生徒をはじめとする近隣の人々の善意が実を結び「点」から「面」へと広がりを見るようになった矢先の出来事でした(写真)。
今は柵で囲まれて保護されていますが、今年も可憐な花姿を見られそうです。
問い合わせは川口市文化財センター(℡048-222-1061)へ。