名所ではないけれど=10日
並木の緑地帯には誰が植えたのかアジサイが何株か目に入ります。枯れ木にしか見えなかったアジサイが緑の芽を吹き、それがぐんぐん伸び始め、今朝がた梅雨に先駆けて花をつけました。
道端で花を摘むように、気軽に買えたら。そんな希望を満たしてくれた、週末だけのお花屋さんの思い出です。
場所はお店ではなく、ごく普通の民家の軒先に赤、白、黃と色鮮やかな花束が並べられていました。一束200円。道行く人が足を止め、一束手に取り箱の中にお金を入れていきます。
軒先に並べる花は、土曜の朝に花卉市場で仕入れていたのかもしれません。その日の10時には「開店」できるでしょうから。
「はたして売れるだろうか」。そんな視線が窓の片隅からのぞいているような気がして、ちょっぴり期待に添うような表情で買い求めていました。季節を感じながら。
ニセアンケートが自宅の固定電話にかかってきました。
危ない電話が多いので、私の家では常に留守電にしています。登録していない発信者だったので、受話器を取らないで、相手の電話番号をパソコンに入力して身許を確認しました。
発信元は、08070221762。自動音声ガイダンスで、「東京電力から環境に関するアンケート・・」と留守電に流れてきました。無視を決め込んでいたら、1分位でプッツン。
油断も隙もない、とはこのことですね。お気をつけを。
*今年3月28日の日経新聞電子版は、NTT東日本が、警視庁と連携して特殊詐欺対策のサービスを立ち上げると報じました。
このサービスは、固定電話に専用の端末を接続すると、通話内容を1分単位でクラウド上のAIで解析し、特殊詐欺の疑いがある場合は、事前に登録した家族などに電話やメールで知らせます。
今後、一部の同意を得た契約者については通報が警察署にも届くといい、迅速な犯人検挙にも活用するとのことです。
携帯メールに、「お荷物の住所が不明でお預かりしております、確認‥‥」の連絡が入りました。
連絡先を読むと080で始まる差出人の電話番号が書いてありました。つい、折り返そうかと思いましたが、念のため差出人の電話番号をパソコンで検索したところ、宅配業者を装った詐欺であることが判明しました。
私のメールアドレスを何処で手に入れたのか不信を覚えましたが、うっかり折り返しの電話してしまったら私の「電話番号」がまず知られることになり、そこから住所、名前などが割り出されるところでした。
「無視」することで事なきを得ましたが、ついうっかり電話してしまったらすぐに消費者相談センター(注)に相談してください。
ご自分で判断しないことが、その後の被害を防ぐポイントです。
注:消費者ホットラインは局番なしの188(いやや!)。
民家の庭先にあるシャクナゲが今年も淡いピンクの花を咲かせました。その風情は花束のようですね。
大型連休中に花見を兼ねてハイキングに出かける人も多いのではないでしょうか。
シャクナゲの満開を狙うなら、都市近郊の公園で見られます。たとえば神奈川県の七沢森林公園は花を愛でた後、七沢温泉で日帰り入浴という楽しみ方ができます。
そのほかのお薦めは、連休明けの西沢渓谷(中旬・日帰り)と尾瀬燧ケ岳(夏休み)を挙げたいと思います。
変化に富んだ渓谷歩きを好む人は西沢渓谷がうってつけです。燃えるような新緑と渓流の景観美、そしてアズマシャクナゲの群生が心を癒してくれるでしょう。
尾瀬を代表する燧ケ岳は、女性登山家の故・田部井さんをして「こんな絶景の真ん中にある山は、世界でもそう多くはない。」と言わしめた東北で一番高い山です。尾瀬ヶ原などを見下ろしながら健気に咲くハクサンシャクナゲの花姿は登山の疲れをいっとき忘れさせてくれます。
裾野市の遊園地「ぐりんぱ」に、先日閉園した福岡市の遊園地「かしいかえん」から、女児向け人気玩具「シルバニアファミリー」のキャラクターの大型人形31体が“お引っ越し”してきました。冬季休業明けの今週から、かわいらしい動物たちの住む村の世界観を演出しています。
「ぐりんぱ」は、動物たちの家や風車などシルバニアファミリーの世界を等身大で再現した「シルバニアビレッジ」を開設しており、そのご縁で受け入れが実現しました。
同園では記念のキャンペーンを展開。ウサギなどのキャラクターを撮影し、ツイッターに投稿すると、抽選でシルバニアファミリーの家に泊まれるプレゼントがあります。(7月18日まで)