ハッカ茶

f:id:ytakachan:20210720110930j:plain

 日本の固有種ジャパニーズミント、「和ハッカ」。つくっている農家が数少なく「幻の和ハッカ」とも言われています。
 今日は、ベランダで栽培している和ハッカを摘んでお茶づくりに挑戦してみました。
茎を3センチほど残して切ったら、茎ごと良く洗い、陰干しで一週間もあれば出来上がりです。
 飲みかたを工夫するのも楽しみのひとつ。生でもOK!
 ①ほうじ茶にブレンド
 ②ポットに紅茶と葉を入れ、熱湯を注いで3分。ミルクティー
 ③日本茶を入れる要領でハッカ茶に
 ④多めにハッカ茶を作ったら、冷やして飲んだりうがいに使ったり。

 ハッカ茶は砂糖を入れると劇的に美味しくなります。一煎目は清涼感を楽しみ、二煎目は甘さを楽しむ…。
 私の家では、砂糖を控えてオリゴ糖メープルシロップ=楓の樹液)を代用しています。最近着目しているのは、ステビア。マテ茶の甘味料や糖尿病食にも使われているハーブです。カロリーが低く、葉数枚でも強い甘味が出るので、砂糖代わりにそのまま飲み物に入れて使う予定です。砂糖の200倍も甘いとか!!
 タキイ種苗から種を購入して鉢で栽培中です。四枚の子葉が出ているところです。本葉になったら移植して秋にはと、楽しみにしているところです。

 

 *関連項目 ブログ記事編集 - はてなブログ (hatena.ne.jp) 

昨日の富士山

f:id:ytakachan:20210718114149j:plain

夏山がオープン=18日、御殿場市内で    y/k

 今年は、今月10日に静岡県側(須走口・御殿場口・富士宮口)が開山となり、山頂のお鉢巡りも10日より開通しました。

 昨夏はコロナ禍で登山道が閉鎖され、山小屋も営業休止を余儀なくされた富士山の夏山登山。今夏は、感染症対策を練って2年ぶりの山開きにこぎ着けました。

 新型コロナウイルス感染拡大の収束が見通せない中、富士山の登山解禁に踏み切ったのは、登山道3カ所の救護所に医療チームを配置するめどが立ったことから。開山の陰には医師・看護師の尽力があります。

 

 

植木屋さん

 

f:id:ytakachan:20210717172257j:plain

見事な花姿に見とれて=2017年7月、松本市内で(本文とは関係ありません)

 私が住まう集合住宅を、柊(ひいらぎ)の生垣が囲むように包んでいます。

 植木屋さんが入る日。用向きから帰ると、生垣の柊が枝を落とされて、すべてきれいに掻き清められていました。
 生い茂っていた枝は、丸坊主の感があります。急に家があけすけに見えるようでしたが、床屋さんで髪を切ったあとのように、さっぱりした心持ちでした。
 昨日から始まった剪定は、今日で終わります。上空は雲一つない青空。31℃の炎天下で6人余の植木屋さんが電動鋸で形を整えてから、手ばさみでチョキチョキ枝をはらっています。
 見事な手さばきに、職人の技を見る思いでした。

送り火

 

f:id:ytakachan:20210716193818j:plain

冷涼な気候を好むアスター蝦夷菊)=2017年7月、松本市内で

 今日、梅雨が明けました。
 皆さまはお盆をどのように過ごされましたか? 来月、ふるさとでお盆を迎える方も多いのではないでしょうか。
 私の家では 夕方5時過ぎに送り火を焚きました。 

 全国各地で祭礼や伝統行事の中止や規模縮小が相次ぐなか、お盆に迎えた先祖の霊を送る「京都五山送り火」。今年も、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、規模を大幅に縮小して火床6か所のみを「点灯」することが決まりました。「大」などのおなじみの文字が見られない異例の実施になります。

 今年は自宅で静かにお祈りし、お精霊(しょらい)送りをいたしました。

花魁草(おいらんそう)

f:id:ytakachan:20210715093844j:plain

フロックス・パニュキュラータ=15日、早朝

 かわいらしい小さな花が、密集して咲いています。花姿とあいまって、とてもきれいです。

 「合意」という花言葉の由来は、茎の先に小さな花が集まって咲く花魁草の姿にちなんでつけられたとあります。
 
 それにしてもなぜ「花魁(おいらん)」なのでしょうか。

 「花魁」といえば、歌舞伎の演目を思い出します。吉原の女郎お蝶は、安政の大震災の際、身ひとつで江戸を逃れ、ふと知り合った役者幸太郎と栃木で世帯を持つという話です。震災による運命の急変を描きます。
 その花魁が使う白粉の香り、その髪型に似ているからと言われています。花魁の世界を知らない私にはいまひとつわからないままです。

お盆を考える

f:id:ytakachan:20210714115010j:plain

きれい!曇り空にも映えて=14日

 お盆には、盆提灯を飾ったり、先祖の霊のために迎え火や送り火を焚いたり、精霊棚、精霊馬を用意するのが一般的です。

 

 しかし、そのようなことは一切、致さない宗派があります。
 「神仏の祭日とか忌日には気ぃ遣わないから、門松を立てたり、盆の迎え火焚いたりしないんだ。迎え火焚いて、これがオラの家の目印だって、え? 
 仏様に生まれ変わって悟りを開かれたお方が火を焚いて目印にしないと帰ってこられんと?ほんな馬鹿な話はねえべ?うちのご先祖様は年に一回しか帰ってこねえような仏様ではねえ。亡くなったと同時に浄土から帰ってきて、三百六十五日、二十四時間中自分たちを守り続けてくれてる。お盆の一週間しか帰ってこねえなんて、ほんな馬鹿なことねえ」…。

 

 思うところがあり、五木寛之著「親鸞」を読んでみました。浄土真宗を開いた親鸞の生涯を描いた長編小説です。
 日本人は無宗教と言われますが、人生哲学を求めスピリチュアルなものに惹かれる人は多いと思います。私もその一人。我が家に流儀というものがあるとすれば、宗派にこだわらないところでしょうか。

 今日は、お萩を仏壇に供えました。

お盆

f:id:ytakachan:20210713202707j:plain

お盆入りの朝、ハイビスカスの蕾が膨らんでいた

 お盆の季節がめぐってきました。

 夕刻に迎え火を焚いて、ご先祖様をお迎えしました。

 多くのご家庭で用意しているように、私の家でも仏壇の掃除を終えたあと、盆提灯を下げて、精霊棚にナスやキュウリで作った精霊馬などを置きました。それから天婦羅などをお供えしました。精霊棚の上にホウズキを飾りつけたら、ずいぶんと賑やかなお迎えになりました。

 コロナ禍の影響で集うわけにもいかず、お寺にはお施餓鬼を書留でお送りしました。
 緊急事態宣言の下で異例の五輪開催となった東京。感染拡大の危険のなか、今年も帰省もままならない、お盆史上かつてない事態が続きます。

 お盆はご先祖を思う大切なとき。せめて、自宅でお迎えしようと心しています。

ケイトウの花穂

f:id:ytakachan:20210712144103j:plain

ちょこっと花穂が見えてきました=12日、早朝

 ケイトウは炎のような鮮やかな花色で秋の花壇を彩ります。花の種は直径1ミリ程度の碁石のような形をしています。NHKの「趣味の園芸」によると、8月ごろまでタネまきができます。
 ケイトウといえば、雄鶏のトサカにそっくりな花と思っていましたが、魔女が被るとんがり帽子をカラフルにした形の花穂が目につくようになりました。
 正岡子規が晩年を過ごした「子規庵(あん)」の庭に多く咲いていたという赤いケイトウの花。九月に集う子規の命日「糸瓜(へちま)忌」には、遺徳やおもかげをしのびながら子規が好んだという赤いケイトウを献花するそうです。


 「 鶏頭の十四五本もありぬべし 」


 (鶏頭が十四、五本もあるに違いない、ほどの意味で 、病に臥せていた子規が病床から庭先の鶏頭を詠んだ句と考えられています)

熱海市の土石流

f:id:ytakachan:20210711154052j:plain

トルコギキョウ=2018年7月、北杜市ミヨシ八ヶ岳営業育苗センターで

 大雨による熱海市伊豆山の土石流は、多くの尊い人命が奪われ、人が生涯かけてつくり、育ててきた住宅や宿泊施設などが破壊されてしまいました。当初は自然の力の大きさに驚きましたが、土石流の起点付近にあった盛り土の総量が届出よりもはるかに多かったという報道に接し、人災の様相が強まってきたように思いました。
 亡くなられた方のご冥福を祈ると共に、被災者の皆様のご心痛いかばかりかと胸が塞ぎます。お怪我をなされた方、ご不便な避難生活を送られている方々には、一日も早い回復と支援の届くことを心からお祈りし、お見舞いを申し上げます。 

 

 今朝はいっとき雨がやんで、半刻歩いてみました。

f:id:ytakachan:20210711174938j:plain

ひっそりと黄色い花をいくつか咲かせていました。

 

本読み

f:id:ytakachan:20210710140423j:plain

森のなかで=1998年7月、尾瀬・渋沢温泉小屋付近で

 ワクチン接種の翌日ということもあり、一日の大半を読書で過ごしました。 
 「樹木たちの知られざる生活」ー森林管理官が聴いた森の声ーという本です。
 ブナ林で見つけた、400、500年という過去に切り倒されたであろう、ブナの木の切り株から話は始まります。
 その切り株は、朽ち果てずに生きています。どうやら近くにある樹木が根を通じて栄養を譲っているらしい。弱っている仲間を助け、回復を期待するという森の姿がありました。
 「人間社会と同じく、助け合うことで生きやすくなる」からだと著者は書いています。
 木や森は、ともすると生物ということを忘れて、モノとして見てしまいます。しかし、木にも私たちとよく似た「生活」があることに気づきます。
 森林管理官を務めた著者の言葉は日々の観察に根差し、引き込まれるような説得力があります。森の木々は私たちが考える以上に、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があるのかもしれません。

ワクチン接種

f:id:ytakachan:20210710144014j:plain

今日も雨。ハイビスカスの花が通行する人を慰めるように咲いていた

 東京に4度目の緊急事態が発令されました。前回の緊急事態宣言解除からわずか3週間での再発令です。今月7日時点で、国内の感染者数82万人弱、死亡者数1万5千人余に達しています。
 このような状況下で五輪の開催、そして4都県、無観客が決まりました(その後、北海道と福島が無観客になり6道都県に)。

 組織委は、資格認定証が発行されているIOC関係者らが入場できるほか、「真に必要な関係者」を精査すると話しています。
 一般客はゼロでも、大会関係者とスポンサー席から大歓声があがることのないよう、希望したいものです。
 さて、1回目の新型コロナウイルスのワクチン接種を終えました。医師からは、接種当日の過ごし方についての説明を受けました。
 また、接種後も、引き続き「3密」の回避やマスク着用、手指衛生の励行など、感染予防策をするようにとのことでした。

 接種を終えた人は全体の15パーセントという報道もあるなか、これから先も大きな波はあると考えるのが普通と思います。油断は禁物ですね。

 接種については厚労省のQ&Aで解説しています。
 https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/

オンラインツァー・石垣島

f:id:ytakachan:20210708143735j:plain

ため息がでるほどの美しい海=2014年6月27日、石垣島で      y/k

 コロナ禍でも移動が伴わず安心して自宅で楽しめるオンラインツアー(バーチャル旅行)。
 石垣島へはZoomやSkypeなどを利用して参加できます。島人のにぃにぃと楽しくコミュニケーションしながら、石垣島雄大な風景に酔いしれてみませんか?
 オンライン上で気軽に進行役やガイドの方と顔を合わせて 会話を楽しみながら疑似体験ができる仕掛けになっています。ここが単なる動画配信と違うところですね。
 料金は1,000円からで、時間は1時間から2時間余りの旅が一般的です。
 ツァーによっては、事前に自宅に送られてくるさまざまなグッズを使って、同時進行で「体験」を重ねる工夫が凝らされています。
 石垣島の話とは離れますが、たとえば、酒造見学では社長の出迎えを受けて、やはり事前に送られていたお酒で乾杯。同送のご当地つまみをいただきながら酒造りの話に耳を傾けたり…。

 オンラインツアーは、年齢や身体的理由などで旅行そのものができない方々も、旅行体験につながる楽しさを秘めているのではないでしょうか。

f:id:ytakachan:20210708170719j:plain